学習の設計


学習の流れと目標

この課題別研修では、中学生の自発的な学びを促し、現地で話を聞くだけにとどまらない深い学習ができるように、「事前学習→現地学習→事後学習」という3段階の学習を設けました。これらの3段階を通して、3つの目標「自分で考えるきっかけを得る」、「みんなで一つのことを体験する」、「自分の感情を表す」を達成できるように、学習の内容や進め方を工夫しました。

 

<事前学習>

事前にテーマについて興味を持たせ、現地学習の質を高めるために取り組みました。それぞれのコースのゲストの方からの問いに取り組むことを通して、生徒たちが自ら調べることや、調べたことについて疑問を持つことができました。

 

また、様々な場所で行われるコースの行程を実行できるよう、生徒たちはインターネットで電車の路線と発着時間、運賃を調べ、行程表を作成しました。

 

(左図:事前学習ワークシート 各コース2枚 参考:コース1)

(右図:行程表 参考:コース4)


<現地学習>

様々な分野で、強い思いを持って活躍されているゲストの方からお話をうかがったり、ゲストの方に質問したり、その場で体験をすることを通して、生徒たちが新しい世界に出会い、関心を持つことができました。当日は、大切なポイントについて問いが書かれているパンフレットに、ゲストの方からのお話や友人たちの感想などを積極的にメモして、修学旅行での学びを形に残すようにしました。

 

(右図:現地学習パンフレット 各コース5枚 参考:コース2)

(下図:当日の様子 参考:コース2)

<事後学習>

今回学んだことについて自分で考えて学んだことの本質に迫っていけるように、そして、主体的に学ぶことによって問題を解決する力をつけていけるように、考えることを促す問いに取り組みました。その際、自分の理解のレベルに合わせて学んだことについて振り返れるように、まとめプリントを必要に応じて参照しました。

 

(右図:事後学習ワークシート 各コース1枚 全コース共通)