コース2:企業のこだわりが、社会を変える! ~モノと人、環境の関係~


身近なモノの「裏側」を調べてみよう!

いつも自分が着ている服や、食べているお菓子や、使っている鉛筆は、どこで、誰が、どうやって、どんな思いで作ったんだろう?事前学習では、自分が気に入っているモノを1つ選んで、材料や作った人の思いなど「裏側」を調べてみました。インターネットを使ったり、メーカーに電話してみたり…!


私たちの行動の「裏側」は環境につながっている!

パタゴニア日本支社の辻井隆行支社長が、人間が水を使いすぎたせいで枯れてしまったコロラド川を例として、私たちがモノの「裏側」を考えないで行動していると、環境を破壊してしまうということを伝えてくださいました。


パタゴニアはどうやって「裏側」を大切にしているの?

服は、自然が生み出してくれるさまざまな材料を使って作られています。そして、どこかで一生懸命作ってくれる人たちがいます。パタゴニアでは、リサイクル原料を使ったり、作ってくれた人への賃金を適正にするなどして、服の「裏側」にいる自然や人を大切にしています。


「裏側」に注目して、服を選んでみよう!

環境や服を作る人を傷つけないように、「裏側」を考えて作られているパタゴニアの製品。その製品についているタグを見て作られた場所を調べたり、お店の人に材質を教えてもらったりして情報を集めながら服を選びました。そうしてできたコーディネートについて発表しました。

 


事後学習 ~コースでの学びを通して~

①心に残ったことを思い出してみよう。それはなぜ心に残ったのかな?

「パタゴニアさんの製品をつくるときの思いをお聞きしたことです。働く人も幸せになれるように、環境への悪影響を少しでもなくせるようにという姿勢がとてもすごいと思ったからです。フットプリントを提供することで買う人が安心できるようにというところまで考えられていてすごいと思いました。」

 

②ゲストのお話の中で大切だと思ったことは何かな?それはなぜ?

*回答欄に「なぜならば」という言葉を入れて深く考えさせた。

「環境に優しい素材で服をつくるということです。なぜならば、今、環境問題が深刻化している中で服で世の中を変えようという考えがすごいと思ったからです。」

パタゴニアさんの目標である『環境に与える不必要な影響を最小限に抑える』ということです。なぜならば環境に悪影響が大きいと着る人は安心して着ることができないと思ったからです。」

 

③修学旅行を通して、何かを学ぶ上で大切なことは何だと思ったかな?

「自分の目で実際に見て、分からなかったら調べること。」

「作ってくれた人の気もち。」

「班のグループの人たちといっしょにいろいろと考えたりし、うまくやりとげたことで仲間たちと楽しくできたりなど、そのような『充実感』を感じることができました。」

 

④誰かに学んだことを伝えてみよう!その人の感想から何が伝えられたかな?どんな質問が返ってきたかな?

「仕事をすることの意味を学べたことを伝えたいと思う。」

「自然環境の大切さ、そして世界では不平等な条件の中、仕事をしている人がいること、人間の行動が環境に影響してくる、ということを伝えられました。 」

 

⑤修学旅行での学びをどう生かしますか?

「これからは、ただ買うだけではなく、製品の素材など『モノの裏』をよく見て、判断していきたいです。」

「パタゴニアで学んだ環境問題をどう生かすか、自分が物を買うときに環境に悪い影響を与えていないかなど日常生活のなかで学んだことを生かしていきたいです。」